2026/8/18(火) グループワーク「ビジネス講座:社会人としてのマナー講義」
私は、マナーというより、誰から何を学び、何を価値観とするか。聞いてみたら、すごく大切な言葉だと感じました。
支援員からは、山本五十六さんの有名な言葉を、そして利用者さんからは体験からきた、貴重な言葉をいただきました。
仕事のマナーは、「何を大切にして働くか」から考える
今回のビジネス講座では、「社会人としてのマナー」をテーマに、グループワークを行いました。
マナーというと、「敬語を使う」「時間を守る」「きちんと挨拶をする」といった決まりを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それらも大切です。
しかし今回の講座では、もう少し違った角度から、「自分は仕事をする上で、何を大切にしたいのか」を考えてみました。
テーマは二つです。
一つ目は、これまで上司や家族、友人などから言われた「ためになった言葉」。二つ目は、「自分の座右の銘」です。
参加者やスタッフからさまざまな言葉が出てきて、一つひとつに、その人が経験してきた仕事や人生が表れているようなグループワークになりました。
1.上司や身近な人から言われた「ためになった言葉」
特に印象的だったのが、過去にタクシー運転手として働いていた方のエピソードです。
その方が教えてもらった言葉は、
「左後方のドアの傷は、勲章だと思え」
というものでした。
タクシーは、多くのお客様を乗せれば、それだけドアを開け閉めする機会も増えます。傷がついてしまうこともあるでしょう。
しかし、その傷を単なる失敗やマイナスとして見るのではなく、「たくさんのお客様を乗せて仕事をしてきた証拠」と捉える。
仕事をしていれば、うまくいかないことや失敗することもあります。それでも経験を積んだからこそ残る「傷」もあるのかもしれません。
もう一つ、こんな言葉も出ました。
「人の嫌がる仕事を進んでしなさい。あなたの信頼につながります」
仕事では、自分がやりたいことだけを担当できるとは限りません。
目立たない仕事や、少し面倒に感じる仕事もあります。
そんな仕事を誰かが引き受けてくれることで、職場全体が回っていることもあります。
「誰かがやるだろう」ではなく、自分にできることならやってみる。その積み重ねが、周囲からの信頼につながっていくのかもしれません。
上司の言葉から、職場について考える
講座では、山本五十六の有名な言葉も紹介しました。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉です。
さらに、話を聞くこと、相手を認めること、任せること、見守ること、信頼することの大切さへと続いていきます。
これは部下が上司から学ぶための言葉であると同時に、「人を育てる上司とは、どんな人なのだろう」と考えるきっかけにもなります。
就職するときは、仕事内容や勤務時間だけでなく、一緒に働く人との関係も大切です。
分からないことを教えてくれるか。できたことを認めてくれるか。そして、少しずつ仕事を任せてもらえるか。
働く側だけが努力するのではなく、人を育てようとする職場であることも、長く働くための大切な要素ではないでしょうか。
2.「座右の銘」から、自分が大切にしたいことを考える
二つ目のテーマでは、それぞれの「座右の銘」を発表しました。
たとえば、
「生きてるだけで100点満点」
「試行錯誤」
といった言葉が出てきました。
どちらも方向性は違いますが、その人が何を大切にしているのかが伝わってくる言葉です。
一方で、「座右の銘と言われても、特に思いつかない」という方もいました。
もちろん、無理に座右の銘を決める必要はありません。
むしろ今回大切だったのは、格好いい言葉を一つ選ぶことではなく、ほかの人の言葉を聞きながら、「自分だったら、何を大切にして働きたいだろう?」と考えてみることだったのではないでしょうか。
マナー講座で学ぶのは、「正解」だけではない
今回のグループワークでは、参加者やスタッフから、さまざまな言葉が出てきました。
仕事の経験も違えば、大切にしていることも違います。
だからこそ、自分一人では思いつかなかった考え方を知ることができます。
マナーには、挨拶や言葉遣いなど、社会人として身につけておきたい基本があります。
しかし、それだけではありません。
人から信頼されるために何をするのか。失敗や経験をどう受け止めるのか。周囲の人とどのように仕事をしていくのか。
そうした「働く上での自分なりの姿勢」を考えることも、就職に向けた大切な準備の一つです。
フォームのビジネス講座では、知識を聞くだけでなく、今回のように参加者同士で話し、自分とは違う考え方に触れる機会があります。
これから就職を目指す方も、いろいろな人の言葉に触れながら、「自分はどんなことを大切にして働きたいのか」を少しずつ見つけてみてはいかがでしょうか。


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