2026/8/10(月) グループワーク「季刊誌で写真コンテスト佳作受賞!」
「この写真より、いいのも応募したのに」
佳作を取るのもなかなか難しいのに、受賞者はやや不満気味だったそうです。
審査員の方々は、この写真に魅力を感じたみたいですが……
自分では気づかない「良さ」がある。Photographer・ねむいさんの東京タワー
夜の中に、ぼんやりと浮かび上がる東京タワー。
くっきり、シャープな夜景写真とは少し違います。
光は淡く、輪郭もどこか柔らかい。
見ていると、現実の東京タワーというより、物語の中に出てくる塔のようにも感じられます。
この写真を撮影したのは、Photographer:ねむいさん。
ココロやカラダにお悩み・不安のある方の長期就労を応援する情報誌「イコウ」の「第6回イコウ!春の写真コンテスト」で、佳作に選ばれた作品です。
「もっといい写真も送ったのに」
ところが、撮影したねむいさん本人に話を聞いてみると、少し意外な言葉が返ってきました。
「本当は、もっといい写真も送ったのに」
どうやら、ご本人にとっては、この東京タワーの写真が一番の自信作というわけではなかったようです。
それを聞いて、記者は改めて写真を眺めてみました。
なぜ、この写真だったのだろう。
もちろん、審査員の方がこの作品を選んだ本当の理由は、記者には分かりません。
それでも、ほかの受賞作品と見比べていて、一つ気になったことがありました。
くっきりしていないからこその魅力
ほかの受賞作品には、被写体をシャープに捉えた写真が多く見られました。
一方、ねむいさんの東京タワーは少し違います。
東京タワーを包む光が柔らかい。
夜空の中で赤い光が淡く広がり、どこか幻想的です。
「きれいに、くっきり撮れている写真」だけが、いい写真なのでしょうか。
この写真を見ていると、そうとも限らないように思えてきます。
少しぼんやりしている。
でも、その柔らかさが、この写真にしかない雰囲気をつくっている。
記者には、そこがとても印象的に感じられました。
自分の良さは、自分では分からないこともある
そして、これは写真だけの話ではないのかもしれません。
自分では、
「こんなこと、大したことじゃない」
「自分には特別なものなんてない」
と思っていることを、ほかの人が評価してくれることがあります。
今回のねむいさんも、自分がもっと良いと思っていた写真とは別の作品が佳作に選ばれました。
自分から見た自分と、誰かから見た自分は、案外違う。
それは、仕事について考えるときにも、同じなのかもしれません。
あなたにも、まだ気づいていないものがあるかもしれない
ねむいさんの東京タワーを、もう一度見てみます。
本人にとっては「もっといい写真があった」のかもしれない。
けれど、この一枚を選んだ誰かがいました。
そして記者には、この柔らかな光がとても印象的に映りました。
自分では欠点だと思っていたものが、見方を変えると魅力になる。
自分では当たり前だと思っていたことを、誰かが「それ、得意ですよ」と教えてくれる。
そんなことがあります。
もし今、「働きたいけれど、自分に何ができるのか分からない」「自分の強みなんて思いつかない」と感じているとしても、最初から答えを持っている必要はないのかもしれません。
誰かと関わることで、初めて見えてくる自分もあります。
ねむいさんの東京タワーのように、自分一人では気づかなかったものが、誰かの目を通して見つかることもあるのではないでしょうか。


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