2026/3/12(木)グループワークは「桃太郎裁判~バウンダリーでの自分の考えの守り方~」
桃太郎裁判で考えることは、桃太郎が本当に正しいのか、あるいは鬼は本当は悪いことはしていないのではないか、という価値観の話です。
しかしここでは少し脱線して、皆さんがもっと自分自身を大事にする話をすることにします。それは、「バウンダリー」です。
「自分をないがしろにせず、自分自身の領域(バウンダリー)を何よりも大切にしましょう。」
私たちはつい他人の期待や「常識」に応えようとしてしまいますが、自分を守り、自分に価値があると認めることが、健全に生きていくための第一歩です。
「正義や常識の基準は人によって異なり、他人の基準を優先しすぎると自分の領域が侵食されてしまうからです。」 桃太郎を正義とするか、鬼の味方をするかは価値観の違いに過ぎません。
同様に、世間の「〜すべき」という論理は時に価値観の押しつけや同調圧力となり、あなたの「自分らしさ」を否定する要因になります。
「できないこと」は決して悪いことではなく、単にそこがあなたの境界線(限界点)であるという事実に過ぎません。
例えば、以下のような考え方を持つことが「自分の領域」を守ることにつながります。
・NOと言う勇気を持つ: 他人との間にしっかりと境界線を張ることは、自分を守るための正当な権利です。嫌なことは嫌と言っていいのです。
・不当な扱いを拒絶する: 誰しもが尊重されるべき存在であり、たとえ障がいや苦手なことがあったとしても、それが「価値がない」理由にはなりません。大切にしてくれないことに対して、「NO」を言うことも大切です。
・自己防衛の肯定: 桃太郎の物語で「危害を加えた方が悪い」という理屈が成立するように、自分の領域を侵そうとするものから身を守る行為は、自分を守るための正当な理由になります。あなたにとって嫌なことから身を守ることは大切なことです。身を守るために、物理的に距離を置くや、支援員に相談してみてはいかがでしょうか。
「まずは自分自身に価値があることを認め、自分の領域を大切にしてください。」
どこまでを許容し、どこからを拒否するか。その線引きはあなた自身が決めていいものです。自分を大事に扱うことで、初めて他人の価値観とも適切な距離で向き合えるようになります。
世間の「〜すべき」という論理は時に価値観の押しつけになります。同時に、自分自身の「こうあるべき」という思い込みが自分を苦しめていることもあります。 他人の基準も自分の基準も、少し離れたところから眺めてみる練習をしていきましょう。


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