アサーショントレーニンング

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2025/9/29(月)グループワーク「アサーショントレーニング」

今日は、アサーションの練習を行いました。

一方的に、「私は~したい」と、自分の意見を押し通すのではなくて、相手の意見を聞き入れて、自分の意見もお伝えするテクニックです。


アサーションができると、人との対立も減ります。

下記にアサーションを使った会話術を、日常会話、ビジネス会話で3つずつ例を挙げました。

参考にしてください。



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アサーション会話例集

日常会話でのアサーション例

例1: 友人からの急な誘いを断る場面

友人:
「今夜、急だけど飲みに行かない?」
あなた:
「誘ってくれてありがとう。でも今日は明日の予定があって早く休みたいんだ。来週なら都合がいいけど、どうかな?」
相手の誘いに感謝を示しつつ、自分の状況を正直に伝えています。罪悪感を持たずに断り、代替案を提示することで相手への配慮も示す、バランスの取れたアサーティブな対応です。相手を傷つけずに自分の意思を尊重しています。

例2: 家族が家事を手伝わない状況

あなた:
「最近、私一人で家事をすることが多くて正直疲れているの。みんなにも手伝ってほしいと感じています。週末の掃除を分担できないかな?」
家族:
「ごめん、気づかなかった。どんなことを手伝えばいい?」
攻撃的にならず「私」を主語にして自分の感情を伝えるIメッセージを使用しています。非難ではなく、自分の状態を率直に表現し、具体的な協力を求めることで、相手も受け入れやすくなります。建設的な対話のきっかけを作っています。

例3: 騒音で困っている隣人への対応

あなた:
「夜遅くの音楽の音について相談したくて。私は朝が早いので、夜11時以降は少し音量を下げていただけると助かります。お互い快適に過ごせるといいですね。」
隣人:
「そうだったんですね、すみません。気をつけます。」
相手を責めるのではなく、自分の状況を説明し、具体的な要望を穏やかに伝えています。「お互いに」という表現で協力的な姿勢を示し、良好な関係を維持しながら問題解決を図る姿勢が、アサーティブコミュニケーションの好例です。

ビジネス会話でのアサーション例

例1: 上司からの無理な納期依頼への対応

上司:
「この案件、明日までに仕上げてもらえるかな。」
あなた:
「承知しました。現在A案件を進めていますが、両方を高品質で完成させるには3日必要です。優先順位についてご相談させていただけますか?」
要望を受け止めつつ、現実的な状況を客観的に説明しています。できない理由を述べるだけでなく、代替案や相談を持ちかけることで、上司と協力して解決策を見つける姿勢を示します。仕事の質を守りながら自己主張する重要な技術です。

例2: 会議で反対意見を述べる場面

あなた:
「この提案の方向性は理解できます。ただ、顧客データを見ると別のアプローチの方が効果的かもしれません。○○という方法も検討してみてはいかがでしょうか。」
同僚:
「なるほど、そういう視点もありますね。詳しく聞かせてください。」
相手の意見を否定せず、まず受け止めてから自分の見解を述べています。データという客観的根拠を示し、建設的な代替案を提示することで、対立ではなく協働の姿勢を作ります。チーム内での信頼関係を保ちながら意見を主張する方法です。

例3: 部下の仕事にフィードバックする場面

あなた:
「報告書の構成はとても分かりやすいですね。一点、データの出典を明記すると、さらに説得力が増すと思います。次回はそこを意識してみてください。」
部下:
「ありがとうございます。次は気をつけます。」
良い点を先に認めてから改善点を伝えるサンドイッチ法を活用しています。批判ではなく具体的な改善提案として伝えることで、部下のモチベーションを下げずに成長を促します。尊重と期待のバランスが取れた、効果的なマネジメントコミュニケーションです。

お気軽にお問合せください

アサーティブな会話は、お互いを認め合うことで可能になります。自分を卑下することもなくなります。そして、相手を否定することもなくなり、気持ちのいい会話をすることが可能です。気持ちを上手く伝えられることで自分の自己肯定感を上げることもできます。

フォーム竹ノ塚にご興味をお持ちの方、就労に関して考えている方、いつでも見学・体験できます。ぜひお問い合わせください。

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