2025/9/24(水)「秋の空とイワシ雲」
今日は朝から秋晴れといったところでしょうか…🍂

朝晩はだんだんと涼しくなってきましたが、乾燥が気になる時期でもあります🦠空気が乾燥すると風邪を引きやすくなったりウイルス感染の原因にもなりやすいので、手洗い・うがいなどで予防しましょう🤧
イワシ雲とは
イワシ雲は正式には「巻積雲(けんせきうん)」と呼ばれる雲で、高度5~13kmの高い空に現れる白くて小さな雲の集合体です。その形がイワシの群れのように見えることから「イワシ雲」という愛称で親しまれています。
形成のメカニズム
イワシ雲ができる仕組みは以下の通りです:
- 上空の気流の影響:高層の大気中で、異なる温度や湿度を持つ気流がぶつかり合います
- 対流の発生:この気流の衝突により小規模な対流が規則的に発生し、雲粒が形成されます
- 規則的な配列:大気の波動により、雲が規則正しく並んだパターンを作り出します
特徴的な見た目の理由
小さな雲塊が規則的に並ぶのは、大気中の「重力波」という現象によるものです
この波が雲の形成と消散を繰り返すため、まるでイワシの群れのような模様になります
雲同士の間隔は大気の状態により決まり、通常は均等に配置されます
天気予報との関係
イワシ雲は比較的安定した天気の時に現れやすく、「うろこ雲、いわし雲があると3日のうちに雨」という言い伝えもありますが、これは前線の接近を示唆する場合があるためです。
この美しい雲の規則的なパターンは、大気の複雑な動きが生み出す自然の芸術作品とも言えるでしょう。
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